東大雪荘がリニューアルオープン 新得
営業を再開した東大雪荘
【新得】改修工事のため１０月から休館していた大雪山国立公園トムラウシ温泉「東大雪荘」が１１月２９日、リニューアルオープンした。再開に合わせて客室の一部や料理も一新した。
築２６年目を迎え、経年劣化した屋根の張り替えや外壁塗装などを施した。補修した浴室はよりきれいに。サッシを入れ替えたことで客室の遮音性が向上した。
２階宴会場の一角には、ランニングマシンやエアロバイクなどのトレーニング器具を新たに配備。湯治客など長期滞在する人が、冬期間も体を動かしやすい環境を整えた。
要望が多かった洋室を１室増やし、２９室中８室とした。新たな洋室はバリアフリー化した上で、電動ベッド２台を導入。高齢者や体が不自由な人も安心して利用できる。小泉弘明総支配人は「高齢の夫婦や、親孝行したい人などに利用してもらいたい」と話す。
料理は、朝食バイキングの品数を大幅に充実させた。また、昼食メニューはジャージー牛や鹿肉など地元の食材を使った洋食を中心にそろえた。小泉総支配人は「外観以上に一つひとつが新しくなった東大雪荘に遊びに来てもらいたい」と利用を呼び掛ける。予約、問い合わせは東大雪荘（０１５６・６５・３０２１）へ。ホームページからも予約できる。（丹羽恭太）
