1900株、晩秋を彩る 菊まつりあす開幕
帯広3大祭りの一つ「第50回おびひろ菊まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が31日に開幕する。大小さまざまな菊鉢が飾られ、十勝の物産展やステージイベントが繰り広げられる。
菊まつりは帯広市内のとかちプラザと、隣接する南公園を会場に開かれ、毎年2万人前後が訪れる帯広の一大イベント。50回の節目を迎えた今年は11月4日までの5日間で、約1900株の菊が並ぶ。
目玉の総合花壇のテーマは「五重塔と令和の庭」。とかちプラザの長さ11メートル、奥行き4メートルのステージに、高さ3メートルの五重塔の模型と約1400株の菊が飾られる。
初の試みである「プロジェクションアート」は最終日を除く午前11時、午後1時、同3時から開催。展示会場の壁をキャンバスに見立て、菊をモチーフにした映像を映し出す。南公園では十勝グルメが楽しめる飲食コーナーや、阿波踊りや太鼓演奏などのサークル発表が行われる。
30日は全日本菊花連盟公認指導員らが花の大きさやバランスなどを審査した。菊まつりを共催する帯広菊花同好会の鈴木信一会長は「菊は昨年より花付きがいい。立派な総合花壇もあるので、多くの人に見てもらいたい」と話す。
入場無料。午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは同委員会(0155・22・8600)へ。(高田晃太郎)