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オリンピアンとまちづくり考える 幕別

スポーツを軸としたまちづくりへ思いを語った(右から)山本、桑井両選手

 【幕別】「町民と考えるオリンピアンの町ワークショップ(WS)提案報告会」が27日、札内コミュニティプラザで開かれた。町出身の現役五輪選手の山本幸平さん(マウンテンバイク)、桑井亜乃さん(女子7人制ラグビー)も参加し、自身の経験を踏まえてスポーツを軸としたまちづくりへ思いを語った。

 町は、現役オリンピアン5人がいる強みを生かし、町民がスポーツに親しむまちづくりを実現しようと昨年12月にWSを設置。無作為に抽出した11人の町民が議論を重ね、今年6月に提言書をまとめた。

 報告会では、事務局の町教委が(1)常にオリンピアンを応援する雰囲気の醸成(2)送迎や金銭面など保護者のサポートを中心に子どもたちのスポーツを支える(3)スポーツするきっかけや新たな広がりをつくる(4)みんなが運動やスポーツをしやすい環境をつくる(5)「アスリートと食」を幕別町の中心に据える-の五つの提言について説明した。

 提言を受け、山本選手は「マウンテンバイクは部活もクラブも、国体もインターハイもない。日本では特殊な競技」とし、「子どもの頃は家族とキャンプをしながらレースに出ていた。金銭面をはじめ親のサポートがあったからこそと強く感じている」と語った。

 桑井選手は「幕別の野菜は本当においしく、お母さんからアスパラガスやトウモロコシなど旬の野菜を送ってもらっている」と明かし、町内の運動施設について「これほどそろっている場所は貴重。スポーツを大事にしていることが伝わる環境」と指摘した。

 両選手とも「アスリートと食」や特産品のPRなどを提案し、古里のまちづくりへの思いを語った。(澤村真理子)

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  • オリンピアンとまちづくり考える 幕別 2

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