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ナウマンゾウお帰りなさい 発見50年特別展開幕

半世紀ぶりに里帰りした化石骨(下)と全身骨格のレプリカを見比べる来館者

 【幕別】忠類ナウマンゾウ化石骨発見50周年を記念した特別展「忠類で発見された化石たち~忠類ナウマンゾウ化石の里帰り」が5日、幕別町の忠類ナウマンゾウ記念館で開幕した。発掘以来、半世紀ぶりに忠類に戻った化石を、来館者は興味深く鑑賞している。

 町と町教委主催、北海道博物館(札幌)の共催。1969年に忠類で発見され、道博物館に収蔵されているほぼ1頭分の化石骨47個を十勝では初めて展示している。

 初日から家族連れなどが訪れ、2・4メートルある牙や太い大腿骨など焦げ茶色に輝く化石骨と、主展示室中央の全身骨格のレプリカを見比べながら太古に思いをはせていた。北広島マンモスの親子のレプリカも展示され、人気を集めている。

 千歳市の藤井由紀夫さん(66)は「小さい頃から化石を見つけるのが好きだった。ナウマンゾウ化石は迫力がある。道路工事で見つかったなんて奇跡」と感心していた。里帰りの特別記念切符を目当てに来館する人の姿もあった。特別展は11月4日まで。午前9時~午後5時。期間中は休館なし。一般300円、小・中学生200円。(澤村真理子)

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  • 半世紀ぶりに里帰りしたナウマンゾウの化石骨に見入る来館者

    半世紀ぶりに里帰りしたナウマンゾウの化石骨に見入る来館者

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