日甜のビート資料館、一部リニューアル 28日にフェスタ開催
日本甜菜製糖(本社東京)が運営する「ビート資料館」(帯広市稲田町南8線)の展示室が、1989年の開館以来初めてリニューアルした。製糖の過程が分かりやすいよう、大型モニターなどを設置。28日には恒例のビート資料館フェスタも開かれる予定で、同社は大勢の来館を呼び掛けている。
ビート資料館は日本甜菜製糖の創立70年を記念して開館。ビートの模型や製造工程の説明のほか、関連資料などを展示している。
リニューアルしたのは三つの展示室のうちの「第2展示室」。今年創立100年を迎えた同社の記念事業として、今月リニューアルオープンした。
もともと製糖作業について説明する展示室で、製糖についてより分かりやすく伝えられるようレイアウトを変更。四季に応じた作業工程を大きな写真を用いて壁四面で説明しているほか、75インチの大型モニターを設置。「てん菜の起源」「砂糖の製造工程」などの映像が見られる。
同社の堂高整総務部次長は「砂糖ができるまでの過程を一般の人にも理解しやすいようにした」と話している。午前9時半~午後4時半。月曜定休。
28日には同資料館で、恒例のビート資料館フェスタも開催。景品付きクイズラリーや、清水政勝館長の資料館ツアーなどを行う。日甜商品を買うと100周年記念のオリジナルシュガーポットをプレゼントするなど、「100という数字にこだわったイベントも多数用意している」(同社)と来場を呼び掛けている。
フェスタは午前10時~午後3時。この日は施設を無料開放する。問い合わせは同社総務部(0155・61・3100)へ。(中島佑斗)