動物園フラミンゴ 乳がん大使に 市のピンクリボン啓発活動で
帯広市は10月の乳がん啓発月間に合わせて、「ピンクリボン大使」におびひろ動物園のフラミンゴを任命する。家族連れで来園する若い母親に乳がんへの理解を促し、予防や早期発見などを呼び掛ける。
市が毎年10月に行う乳がんの啓発活動を推進する取り組み「ピンクリボンインおびひろ」の一環。「ピンクリボン大使」は今年4月のがん対策推進条例の施行を受け、さらなる啓発活動を進めようと初めて任命する。
市は40代以上の女性を対象に乳がん検診の助成を行っているが、徐々に罹患(りかん)率が増える30代は対象外で、啓発の機会が少ない。動物園に来園する若い世代への啓発をねらいに、大使として体がピンク色のフラミンゴを選定した。
今後「月に1度の自己触診の実施」と「2年に1度の乳がん健診」を勧めるA1サイズのポスターを、おびひろ動物園のフラミンゴ舎内に掲示する予定。市の「ピンクリボンインおびひろ」のホームページ(HP)を開くことができるQRコードも記載する。
28日午前11時からは、同舎前でピンクリボン大使の任命式も予定している。
市は「フラミンゴをきっかけに若い女性に広く乳がんについて知ってもらいたい」(健康推進課)としている。(沖田唯可)
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