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北斗のかけはしに「星の庭」 26日オープンに向け高校生らが整備

オープンに向け、苗を植える施設利用者と帯広北高の野球部員ら

 帯広市内のサービス付き高齢者向け住宅「あやとり」と介護老人保健施設「かけはし」(ともに稲田町基線2)に隣接して、地域交流の場を目指す庭園づくりが進み、26日から一般開放される。名称は「北斗福祉村ガーデン 星の庭」。施設利用者だけでなく、近隣住民の憩いの場となるようイベントなども展開していく予定だ。

 「-星の庭」は社会医療法人北斗(帯広、鎌田一理事長)が整備。運営する両施設の間の敷地にあり、広さは約3000平方メートル。サクラやカエデのほか、ブルーベリーなどの果樹、ナスやトマトなどが植えられている。

 「かけはし」の園芸療法士剱持卓也さんは「この庭をきっかけに多世代の交流を促し、生きがいづくりのコミュニティーにしたい。ここに人が集まるような仕組みも考える」と話す。

 オープンに向け、6日には近隣の帯広北高校(奥野淳一校長)から野球部、ボランティア局などの生徒約60人が訪れ、施設利用者や職員と共に宿根草1200株の苗植えに励んだ。宿根草は何度も芽を出し、花を咲かせる多年草の一種。剱持さんから植え方の説明を受け、生徒や利用者は会話を楽しみながら作業に取り組んだ。

 利用者の高田ちと子さん(85)、小栗峯子さん(85)、尾崎恵美子さん(79)は「高校生は孫のようでみんなかわいい。窓から、きれいな庭を見られるのが楽しみ」と笑顔。同校野球部キャプテンの松本瑛翔さん(2年)は「地域の方には応援などでいつもお世話になっている。プレーはもちろんだが、こういう場面でも恩返ししたい」と話した。(細谷敦生)

関連写真

  • 宿根草の苗を植える施設利用者と帯広北高の生徒たち

    宿根草の苗を植える施設利用者と帯広北高の生徒たち

  • 剱持さん(右)から説明を受ける帯広北高の生徒たち

    剱持さん(右)から説明を受ける帯広北高の生徒たち

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