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音更産小麦のスコーン完成 畜大生と満寿屋がコラボ

完成したスコーンをPRする「あぐりとかち」の部員と満寿屋商店の新入社員

 【音更】18日に町内で開催される「第9回麦感祭(ばっかんさい)2019」(実行委主催)に向け、帯広畜産大学の農業系サークル「あぐりとかち」とパン製造販売の満寿屋商店(帯広)が開発を進めていたスコーンが完成した。地場野菜を使った色とりどりのジャムを添えて提供する予定で、商品名は「虹のかかる畑でつくった新小麦まるかじりスコーン」に決まった。

 麦感祭は小麦の生産量日本一をPRする収穫感謝祭。満寿屋商店が毎年、あぐりとかちのアイデアを基に、祭りで提供するためのオリジナル商品を開発している。今年は素材の味が生かしやすいという理由から、町産小麦を100%使ったスコーンに決まった。

 1日には帯広市内の満寿屋商店の店舗でスコーンの試食会が開かれ、あぐりとかちの部員4人と同社の新入社員らが意見を交わした。参加者からは「甘いジャムを付けた方が子どもが喜びそう」「星型にしてもかわいい」などの声が上がった。部員の谷口二葉さん(18)は「しっとりしておいしい」と話していた。

 スコーンに添えるジャムは、商品名にある「虹」にちなんで町産のトマトやニンジン、枝豆などを使って作る。16日にはジャムの味見を行う予定だ。同社の杉山雅則社長は「いろいろなアイデアが出て有意義だった。最終的な出来上がりが楽しみ」と話している。

 麦感祭は定員200人で、事前申し込みが必要。参加費は大人2800円(当日券3500円)、小中学生600円、幼児無料。チケットは同社の音更店、ボヌール店、麦音で販売している。問い合わせは事務局(0155・58・4690)へ。(安倍諒)

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