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帯広メロンの出荷始まる 「プレミアム」も登場

出来栄えを確認する生産者の前に、ずらりと並べられた「帯広メロン」(23日午前10時40分ごろ、新井拓海撮影)

 帯広と芽室の農家6戸が栽培している「帯広メロン」の出荷が23日、始まった。販売元のキサキ糧穀(帯広市愛国町)に約300玉が集まり、箱詰めして小売店や贈答用に発送された。

 マスクメロンの帯広メロンはサーモンピンク色の果肉やさわやかな甘みが特徴。今年は曇天が多いものの糖度は15度以上の甘さとなり、例年並みの約4000玉の生産を見込んでいる。

 栽培技術の向上で大玉が増えたため、通常より重さが25%重いメロンを今年から「プレミアム」として商品化。価格は2玉で5000円前後で販売する。

 この日は午前10時から、同社で「目ならし会」が開かれ、生産者が出荷基準となるメロンの大きさや網目を確認した。同社の鬼崎友宏社長は「味や大きさは他の産地にも負けない帯広メロンの味を、地元の人にも知ってもらいたい」と話していた。管内ではイトーヨーカドー帯広店やコープさっぽろ、とかちむらなどで取り扱っている。
(安田義教)

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