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大樹 生花苗沼で特大シジミ採り

漁が解禁され、手作業で掘り出される巨大シジミ(17日午前5時20分ごろ・大樹町内、新井拓海撮影)

 【大樹】町内の生花苗沼(オイカマナイトー)で17日、1年に1日だけのヤマトシジミ漁が行われた。漁業者は、殻長が5センチ以上になる特大サイズのシジミを、泥の中から懸命に手で掘り出していた。

 大樹漁協(神山久典組合長)は資源保護のため、ヤマトシジミ漁を年1回に制限。1日で3トンほどを採取する。

 午前4時から漁を開始し、約80人が泥に足を取られながら、養分を蓄えたシジミを次々と収穫した。漁に長年携わる渡辺悟さん(75)は「大きさはまずまず。味が濃いので、みそ汁や酒蒸しにして食べてほしい」と話していた。道の駅コスモール大樹などで販売する。

 同漁協・生花苗沼しじみ保存会(高橋良典会長)は2009年から小型貝の移植放流や調査を実施。2月の「全国青年・女性漁業者交流大会」で保護活動を発表し、水産庁長官賞を受賞している。(松村智裕)

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  • 漁が解禁された早朝から、手作業で掘り出される巨大シジミ(17日午前5時20分ごろ、新井拓海撮影)

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