来場者1000万人突破 道の駅なかさつない
【中札内】道の駅なかさつないの入り込み客数が21日、1000万人に達した。節目の1000万人目は村内の草野香里さん(45)と娘のサラさん(8)=中札内小3年=、中佐涼佑君(8)=同=の3人で、テナント会と村観光協会、村から記念品が贈られた。
同道の駅は1996年、カントリープラザと開拓記念館が道内36番目の道の駅として指定された。97年から入り込み客数の集計を開始した。
2004年には物産販売店「花水山」やプラザ内の売店設置などリニューアルし、従来の約10倍となる42万人の入り込みがあった。15年は過去最多の75万人が訪れ、18年は70万人だった。
セレモニーでは、道の駅指定管理者の中札内村観光協会の豊岡保行会長と道の駅テナント会(深瀬宏記会長)代役で村のキャラクター・ピータンから記念品と目録、森田匡彦村長から「中札内花咲くコンサート」(8月3日・六花の森特設ステージ)のチケットが贈られた。
草野さんはアメリカ・ニューメキシコ州のサンタフェから、毎年夏休みとなる5月末から2カ月ほど来村し滞在。普段から道の駅の直売所などを利用し、この日もいももちを食べに訪れた。
香里さんは「すごいラッキーですね」と驚き、サラさんは「道の駅はよく遊びに来る所で、おいしいものがたくさんあるのが好き」、中佐君は「生まれるずっと前からある道の駅の1000万人目になれてうれしい」と笑顔だった。
村観光協会の豊岡会長は「多くの方に来ていただきありがたい。これからも長く滞在して楽しめる道の駅づくりに努めたい」と話している。(藤島諒司)