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「地産地消」掲げ10年 店舗拡張も視野に 満寿屋商店

広大な敷地内に店舗を構える麦音。イベントの企画をPRする杉山社長

 パン製造販売・満寿屋商店(帯広、杉山雅則社長)の「麦音店」(稲田町南8線)が、今月で開店10年を迎えた。「地産地消」を前面に出し、「全国一の敷地面積を持つパン屋」として観光客を意識した滞在型の店舗づくりを展開。杉山社長は「パンを通じ、生産者と消費者をつないできた。栽培や体験にも力を入れてきた。今後、店舗の拡張も考えている」と話した。

 2009年5月にオープン。約1万1000平方メートルの敷地内に店舗がある。「栽培の過程を見てもらったり、生産者とのつながりを大事にしている」と杉山社長。敷地内で小麦を栽培、風車や石臼で小麦粉をひき、パン教室も受け入れている。5~10月には敷地内で管内の農業者が有機・無農薬野菜を販売する「ビオまるしぇ」を実施、生産者の顔の見える商品も積極的に開発している。

 カフェを併設、食べる前後も敷地内で過ごしてもらえるよう、店舗外に椅子などを設置している。開店当初に比べ、同店の売り上げは1・2倍に。今年4月には、東京・国立に麦音の支店を出した。

 麦音を含め十勝6店、国立含め東京に2店展開。杉山社長は「今後は音にこだわり、音楽イベントも積極的に開きたい。十勝産小麦100%に完全に切り替えた最初の店舗が麦音。試行錯誤だったが、認知度は確実に高まっており、手狭になってきた。時期は明言できないが拡張したい」としている。(佐藤いづみ)

あすから記念イベント
 25、26日は麦音店で限定商品の販売やライブなどの記念イベントを行う。10周年にちなみ、10巻のネジリドーナツ(200円)やソフトクリーム(倍量で通常料金300円)。記念Tシャツや豊西チーズバーガー(580円)を数量展開で販売する。26日午後1時からは記念ライブもある。問い合わせは麦音(0155・67・4659)。

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