南十勝の住民とモデルロケットづくり 大樹高校生
【大樹】大樹高校(青木祐治校長、生徒142人)の生徒有志による「大樹高校ろけっとくらぶ」は、南十勝の住民と一緒にモデルロケットを作り、7月7日の学校祭で飛ばす試みを初めて行う。町内のほか、幕別町忠類、更別村の3会場で12、19日にデザイン、6月23日に組み立ての作業を行う。参加無料。生徒たちは「イラストや願い事をロケットにデザインして空に飛ばそう」と呼び掛けている。
同くらぶの代表を務めるのは生徒会長の赤城奏笑さん(17)=3年。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と町が共催し、町内で開かれた「JAXAエアロスペーススクール」に昨年参加し、モデルロケット作りを経験している。
赤城さんは「大樹で作られたロケットが宇宙に到達したばかり。多くの人にモデルロケット作りを楽しんでもらい、宇宙の町大樹や大樹高校についてもっと知ってほしい」と思いを語る。
昨年の学祭でも生徒会が当日の来場者と一緒に作ったモデルロケットを飛ばしたが、今回はさらにスケールアップした。赤城さんが今回のために同くらぶを立ち上げ、14人がメンバーに。副代表の家常公熙さん(17)=3年=は「地域の人との交流が楽しみ」と話す。学祭当日は全長約65センチのロケットをグラウンドから飛ばす。
機体デザインは12日にふれあいセンター福寿(忠類)と農村環境改善センター(更別)、19日は町生涯学習センターで行う。いずれも午後1時から。会場ごとに1機ずつデザインする。誰でも参加でき、小学3年生以下は保護者同伴が必要。各会場とも先着30人。
組み立ては6月23日午後1時から町生涯学習センターで行う。小学4年生以上対象で先着20人。
名前、連絡先、年齢、性別、参加日程を記入し、Eメール(Rocketclub.taiki@gmail.com)かファクス(01558・6・2868、同校生徒会)で申し込む。締め切りは開催日2日前の午後4時まで。
問い合わせは同校生徒会(01558・6・2063)へ。(松村智裕)