GW後半戦 交通機関混雑続く 道東道は渋滞せず
ゴールデンウイーク(GW)の後半の3日、十勝管内は天候に恵まれ、帯広市内の飲食店や管内各地の行楽地は観光客らでにぎわった。道東道は同日午前、利用が分散したため長い渋滞は発生しなかったが、道央方面に向かう道路や交通機関は通常より混雑した。
ネクスコ東日本道支社は、3日午前10時をピークに芽室-トマム間(札幌方向)で15キロの渋滞が発生すると予測。出発日をずらすなど利用の分散を呼び掛けていた。
日本道路交通情報センター(東京)によると、3日の道東道は正午時点で上下線とも流れは順調。ただ芽室-十勝清水間などでは、車が数珠つなぎになって走行する光景が見られた。十勝平原サービスエリア(SA)には軽食の販売ブースが設けられ、多くのマイカーが詰めかけた。
他の交通機関も混雑が続いている。JR帯広駅によると、特急列車は札幌行き「スーパーとかち8号」などで指定席が残り少ない状況に。帯広-札幌を結ぶ都市間高速バス「ポテトライナー」も3日の帯広発の便はほぼ満席となり、「2台増便して対応しているが残り席は少ない」(帯広駅バスターミナル札幌線予約センター)とする。
帯広-東京間の空の便は、帯広発で満席便が多くなっている。(中島佑斗)