春の味覚シーズンイン 広尾でトキシラズ初水揚げ
【広尾】日本の200カイリ内の太平洋で操業する小型サケマス流し網漁で、苫小牧漁協所属の漁船1隻が24日早朝、十勝港に帰港し、春の味覚のトキシラズを初水揚げした。
トキシラズは秋に産卵を控えた回遊中のシロザケで脂の乗りが良い。この日は午前5時ごろから水揚げ作業を行い、銀色に輝くトキシラズ約300キロ、マス約50キロを市場へ運び入れた。
仲買人の1人は「やや小ぶり。魚体と数量はこれからに期待したい」と話していた。
サケ・マス流し網漁は2016年1月からロシア200カイリ内で禁止され、日本海域だけで行われている。漁期は7月7日まで。
十勝管内は広尾漁協2隻、大樹漁協1隻の計3隻が操業し、いずれも5月1日に出漁する予定。(松村智裕)