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自慢のまなびや まちマイ緑園中エリア編

地域の環境を守るリョクエンジャー

■8年目の戦隊-緑園中
 帯広緑園中学校(海鋒達也校長、生徒296人)で、地域の環境を守る戦隊ヒーロー「環境戦士リョクエンジャー」が活躍している。

 リョクエンジャーは5人おり、緑園中生徒会で代々引き継がれ、今春で8年目に突入する。

 あいさつ運動に力を入れており、近隣の森の里小と開西小を訪れては児童らと楽しく交流している。また、文化祭では悪役の「ゴミール将軍」を倒すリョクエンジャーの奮闘ぶりが見られ、部活動の壮行会では生徒たちを全力で応援している。

 昨年度には新たな活動として、「さよなら運動」も開始。放課後に生徒玄関付近に立って「さようなら」と下校する生徒に声を掛け見送っている。

 リーダーのレッドを熱演する生徒会長の安藤太久郎さん(3年)は「他の生徒や小学生たちのお手本となる憧れの存在を目指している」と語り、今後は「新1年生が気持ちよくあいさつできるよう活動したい」と意気込んでいる。(藤島諒司)



「大きくなったね」。昇降口に置かれた水槽のサケを毎日観察する子どもたち

■サケ稚魚育て-開西小
 開西小学校(野中利晃校長、児童256人)では、サケを卵から稚魚まで育てる活動が行われている。昇降口に置かれた水槽の中ですいすいと泳ぐサケの稚魚の成長を楽しみに、子どもたちは日々観察している。

 帯広川伏古地区子どもの水辺協議会主催で、毎年10月ごろにサケの人工授精を実施。昨年は雌のサケの腹を割いて卵を取り出した後、精子を振り掛け、約2500個の卵子を授精させた。

 「今年は9割が元気に育っている」とうれしそうに話すのは、さけ・ます教育コーディネーターの石垣章さん。

 水槽内の環境を整えながら、児童の質問にも優しく答える。3月中旬からはおなかに付いていた「さいのう」もなくなり、餌を与えられると聞くと、その場にいた子どもたちは喜んだ。

 大槻匠生君(3年)は「いつも帰りに見てる」と笑顔。阿部理来君(4年)は「放流したサケがまた川に帰ってきてほしい」と話した。放流は4月下旬を予定している。(牧内奏)



子どもたちの毎朝の様子を見守る(左から)上田さん、八木さん。「毎朝、しっかり朝ごはんを食べてきて」と呼び掛けている

■見守り安心-森の里小
 帯広森の里小学校(高山亮司校長、児童266人)の自慢は、10年以上にわたって児童の登校を見守る地域のお年寄りたちだ。毎朝、アルバータ通などの横断歩道に立ち、子どもたちが元気に学校に通っているか様子を見てくれている。

 同校の朝の見守り活動は、上田勝さん(82)、八木政敏さん(73)ら地域のおじいちゃん、おばあちゃんが行っている。「孫が森の里小にお世話になったから」「地域の役に立ちたいと思ったから」と思いはさまざまだが、児童が笑顔で登校するのを見るのが大好きなのが共通点だ。

 子どもたちの名前まで覚えて毎日の様子を見守る上田さん、八木さんらが気にしているのは、みんなが元気かどうか。「朝は遅刻しないようにするのが大変だと思うが、元気が出るように、しっかり朝ごはんを食べてきてほしい」と笑っていた。(奥野秀康)


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