お年寄り交流の場「はなし処」がオープン 士幌
【士幌】高齢者が気軽に集まってくつろげる居場所「はなし処」が1日、町士幌幹線169にオープンした。近所のお年寄りらが訪れ、お茶を飲みながら若い頃の思い出話などに花を咲かせた。
町内の三浦たみ子さん(72)が週1回、同所の自宅を開放。ソファやテーブル、調理台などを自由に使ってお茶を飲んだり、食材を持ち込んで料理を作ったりすることができる。
この日は約10人が参加。三浦さんや地域ボランティアが手打ちそばを振る舞った。お年寄りたちは「昔はよく打った」「だしがおいしい」などとおしゃべりしながら手料理を楽しんだ。
町内の瀬戸栄作さん(87)は「いろいろな人と話すのは心にも体にも良い。足腰が元気なうちは顔を出しい」と満足そうだった。
オープンを機に「自分も交流サロンをやってみたい」といった問い合わせが多数寄せられているといい、三浦さんは「ぎすぎすした世の中だからこそ、みんな安心できる場所を求めているのだと思う」と話した。(安倍諒)