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87年の歴史に幕 新田小閉校式 士幌

思い出を振り返りながら閉校を惜しんだ児童や地域住民ら

 【士幌】今年度末で閉校する新田小学校(仲敏行校長、児童16人)で24日、閉校式が開かれた。児童や教職員、地域住民ら約180人が出席し、87年の歴史を振り返りながら、思い出の詰まった校舎との別れを惜しんだ。

 同校は1932年、北中音更小学校新田特別教授場として44人でスタート。36年には75人が在籍し、これまで534人が巣立った。

 式典では小林康雄町長が「伝統ある新田小の幕が下りることは、惜別の極みだと思う。今後も地域と子どもたちがこれまで培った新田魂を発揮し、ますます活躍することを祈念したい」とあいさつ。閉校記念事業協賛会の岡田智明会長から歴代校長5人に感謝状が贈られた。

 児童会長の千葉啓司君(6年)は「新田小で学んだことを忘れず、これからの人生をしっかり歩んでいきたい。ありがとう新田小学校」と力強く述べた。仲校長から小林町長に校旗が返還され、参加者全員で校歌を斉唱した。

 その後、閉校事業協賛会主催の「思い出を語る会」を開催。全校児童によるヨサコイソーランが披露されたほか、メモリアルムービーも上映され、会の最後には、児童らが閉校への思いを詞に込めた合唱曲「新しい一歩を」を聴きながら閉校を惜しんだ。

 同校卒業生の比内祥也さん(14)は「野鳥観察でフクロウを見つけたことが一番思い出に残っている。閉校は悲しい」、橋本康史さん(13)は「あの頃はドッジボールが楽しかった。中学校でも新田魂を忘れず、部活動を頑張っている」と話していた。(林一平通信員)

関連写真

  • 思い出を振り返りながら閉校を惜しんだ児童や地域住民ら

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  • 学びやでの思い出を語る児童会長の千葉君

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  • 校旗を小林町長に返還した仲校長(右)

    校旗を小林町長に返還した仲校長(右)

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