給油待ちで混雑も 値上げ前に駆け込み 管内セルフ式ガソリンスタンド
十勝管内のセルフ式ガソリンスタンド(GS)で26~28日にかけて、レギュラーガソリン1リットル当たりの価格が13~15円値上げされる見通しとなったことを受け、帯広市内のGSでは駆け込み需要による混雑が見られている。給油待ちの列ができる店舗もあり、値上げ前の25日も特に夕方以降の利用増が見込まれている。
管内のセルフ式GSは昨年10月中旬に150円台後半の高値となって以降、原油価格の落ち着きや新規店の参入による価格競争などにより値下がりが続いていた。
関係者によると、帯広市は他地区に比べガソリンが安いという声もあり、今回の値上げ幅はかなり大きいが「値戻し」の意味合いが強いという。
市内の「ENEOS Dr.Driveセルフ大通7丁目店」(大通南7、佐々木良太店長)では、22日にメール会員向けに値上げ告知のメールを送ってから来店者が3~4割増加したという。
同店は26日午前8時に13円値上げする予定。佐々木店長は「25日は値上げ前で、多くの企業などで給料日。夕方からは仕事帰りの会社員などの利用がさらに増えることが予想される」と見込んでいる。
(石川友史)