アイホケ選手を自動追尾、初の無人AIカメラ配信実験 全日本女子選手権
帯広の森アイスアリーナで21日から24日まで開かれている第38回全日本女子アイスホッケー選手権大会A(日本アイスホッケー連盟主催)で、人工知能(AI)を使った無人の自動追跡カメラが会場に設置され、試合の模様をインターネットで中継配信する実験が初めて行われている。
スポーツ庁のスポーツ産業成長促進事業の一環として実施。AIカメラ3台が位置解析で選手を追跡し、撮影した映像を一つに編集して配信。映像の活用で選手の能力を高め、配信を収入につなげて経営基盤を強化する狙いもある。
実験ではコーナーが映らないなど改善点もあるが、将来的にはゴール裏などの映像を組み合わせるなどして臨場感のある映像制作を目指す。同連盟の坂井常雄総合企画室長は「帯広発の新しいモデル開発を目指している。アイスホッケーの普及と発展につながれば」と期待する。
大会では帯広レディースと高須クリニック御影グレッズの十勝2チームなど国内トップの8チームが熱戦を展開。配信映像はYou Tubeのライブサイトで見られる。(岡田優人、金野和彦)
◆第38回全日本女子アイスホッケー選手権大会Live配信について
・無人AIカメラによるインターネット実験配信-YouTube