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温泉総選挙 ぬかびら源泉郷が「リフレッシュ部門」で全国1位

温泉総選挙の「リフレッシュ部門」で全国1位に輝いたぬかびら源泉郷

 【上士幌】全国の温泉地をインターネットで順位付けする「温泉総選挙2018」のリフレッシュ部門で、ぬかびら源泉郷(上士幌)が1位に輝いた。札幌で昨年行われた全国源泉かけ流し温泉サミットで、同源泉郷旅館組合(蟹谷吉弘組合長)がPR活動に力を入れて取り組んだことが奏功した。

 温泉総選挙は官民共同でつくる「旅して日本プロジェクト」が主催。温泉に足を運んでもらうことで地域活性化につなげる狙いがあり、今回で3回目。「健康増進」「絶景」など九つの部門ごとに全国の温泉地が応募し、昨年5月から今年1月末まで一般投票を受け付けた。計116万2014票が集まった。

 リフレッシュ部門は自然との一体感を楽しめる温泉地が対象。全国14カ所から応募があり、ぬかびら源泉郷は約3万1000票を獲得。2位の函館湯の川温泉に2万票以上の大差をつけ、堂々の1位となった。応援メッセージでは、自然景観や泉質を評価する声が多く寄せられた。

 同源泉郷旅館組合は昨年6月の全国源泉かけ流し温泉サミットで主管団体となり、それまでは温泉地を会場に内輪だけで行っていたサミットを初めて都市圏で開催。著名人を招いたトークショーや特産品販売も行い、約300人が足を運んだ。これを機に、温泉総選挙の得票数が急激に伸び始めたという。

 ぬかびら源泉郷は、入浴施設すべてが自家源泉を持ち、源泉かけ流しであることが特徴。泉質は炭酸水素塩泉で体の芯まで温まりやすく、皮膚の角質を軟化する効能などがあるとされる。一部の宿では飲泉もできる。

 今年は開湯100周年。節目の年の受賞は、今後の観光振興の追い風になりそうだ。3月の表彰式(東京)に出席する蟹谷組合長は「全国から支援を頂き、本当にありがたい。一人でも多くの方に親しまれ、愛される温泉地を目指したい」と喜んでいる。(安倍諒)

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