武四郎展あと1日、駆け込みでにぎわう 帯広美術館
11日に閉幕する道立帯広美術館で開催中の特別巡回展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎」は10日も駆け込みで午前中からにぎわいを見せている。
巡回展は昨年12月15日に始まり、会期は残り1日。来館者は武四郎が記した紀行文や描いた地図、収集した掛け軸など国の重要文化財(重文)を含む約200点の展示品を丁寧に鑑賞した。
講堂では、武四郎が道内の土産品や風情を描いて作ったすごろく「新板蝦夷土産道中寿五六」の巨大レプリカも展示。家族4人で訪れ、さいころ遊びを楽しんでいた音更木野東小4年の千葉明真(あすま)君(10)は「タコの絵が気に入った。歴史を感じながら遊べて面白かった」と笑顔だった。
巡回展は午前9時半~午後5時。問い合わせは同美術館(0155・22・6963)へ。(藤島諒司)