幕別町が日体大と協定 五輪選手の町推進
高木美帆さん助手務める縁
【幕別】幕別町は29日、日本体育大学(東京都世田谷区)と体育やスポーツ、健康づくりで相互の振興を図る連携協力協定を結んだ。日体大の指導者の派遣や、町内の子どもたちを大学で受け入れる合宿などを想定している。多くの五輪出場選手を輩出してきた「オリンピアンの町」として、スポーツを通じた交流や人材育成などの取り組みを推進したい考えだ。
町はこれまで8人の五輪出場選手を輩出し、5人が現役で活躍している。協定は平昌五輪メダリストでスピードスケートの高木美帆選手が、日体大で助手を務めていることもきっかけとなった。日体大は全国の自治体と協定を結んでおり、道内自治体で4カ所目、十勝管内市町村では初めて。
この日午前10時から役場庁舎で行われた締結式には、飯田晴義町長と日体大の松浪健四郎理事長らが出席した。飯田町長は「事業推進のためには日体大の協力が不可欠。スポーツ振興のみならず、観光やまちづくりにもいい影響が出てくる」と期待。松浪理事長は「大変うれしく光栄。いろいろな企画を立てて距離を縮め、ウィンウィンの関係を築きたい」と述べた。(高津祐也)