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陸別 特定健診受診率今年も管内1位

特定健診受診率向上に取り組む職員。中央は前田さん

 【陸別】2017年度の陸別町の特定健診受診率が70.1%になり、全道で4位、十勝では2年連続の1位となった。保健師らによる家庭訪問などに成果が表れた格好。町民の健康に寄与し、将来的な介護給付費の抑制を期待している。

 特定健診は、糖尿病などの生活習慣病を予防するため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し、08年度に始まった。対象は40歳以上74歳までの国保加入者。尿や血液、眼底検査などを実施し、結果によっては特定健康指導が行われる。

 陸別では、特定健診受診率が33%だった09年度以降、保健師や管理栄養士らが未受診者宅を訪問し、健康状況を聞きながら受診を促してきた。国保診療所と連携し、通院中の人に健診への助言も続けてきた。

 町の特定健診受診率は徐々に上向き、12年度が43.9%、15年度は56.7%に。同健診を無料にした16年度には道内で3位となる68.4%を記録している。17年度は対象者451人中、受診率は7割を超えた。

 町保健福祉センターの保健師、前田智美さんは「受診率も大事だが、メタボ改善など町民の健康になお一層努力したい」と話す。増えている介護給付費(13年度2億2696万円、16年度2億6286万円)の抑制にもつなげたい考えだ。

 道国民健康保険団体連合会による17年度の特定健診受診率(昨年12月公表)は、道内1位が上川管内和寒町(71.4%)。十勝では7位に更別村(64.1%)、11位豊頃町(61.7%)、12位大樹町(61.3%)、21位に上士幌町(55%)が続いている。(木村仁根)

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