クレインズ存続の署名活動 幕別
【幕別】今年度をもって廃部となる、アイスホッケー・アジアリーグに参戦する日本製紙クレインズ(釧路)のチーム存続に向け、有志による署名活動が全道各地で始まった。6日には幕別町のちびっこアイスホッケー大会、帯広の森で開かれている女子U18アイスホッケー世界選手権の両会場で署名を呼び掛けた。
道東で唯一の国内トップチームが消滅することは、地域をはじめ国内アイスホッケー界にも大きな影響が出るとし、チームのファンの寺山博道さん(釧路)、宇野和哉さん(幕別)の2人が「氷都くしろにクレインズ存続を願う会」(寺山代表)を立ち上げた。
5日から、釧路、苫小牧の両市で署名活動を開始。釧路では寺山代表をはじめ、同チームの上野拓紀主将らが市民に協力を呼び掛けた。苫小牧でも王子イーグルスファンらが署名を集めるなど、チームの垣根を越えた存続活動が行われている。幕別では6日、幕別中学校グラウンドで開かれたちびっこアイスホッケー幕別大会会場で呼び掛けられ、参加児童の保護者らが署名に応じていた。
署名は3月17日までに10万筆を目標に集め、釧路商工会議所(栗林定正会頭)に請願書と共に提出する予定。寺山代表は「子どもたちの(身近な)目標や夢を消してはいけない。チームが残ってほしいという声を形にしていきたい」と力を込める。
今後の署名活動の日程などは同会のフェイスブック、ツイッターで随時発信している。(折原徹也)
◆関連サイト
・氷都くしろにクレインズ存続を願う会-Facebook
・氷都くしろにクレインズ存続を願う会-TWITTER