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国公立大に8人合格 芽室高校

国公立大に合格した3年生

 【芽室】芽室高校(土屋亮校長、生徒474人)の3年生8人が、推薦入試で国公立大に合格した。国公立大の合格者としては、過去20年で最多。同校では「生徒たちには『受験は団体戦』と言ってきた。みんなで勉強しようという雰囲気が高まり、その成果が出た」(学年主任の伊藤智昭教諭)と喜んでいる。

 道教育大釧路校に3人、室蘭工業大に2人、釧路公立大、北見工業大、小樽商科大(夜間部)に1人ずつ合格した。

 同校では現在の3年生が1年生だった頃から、進路指導部と学年団が連携して進路指導の改善に取り組んできた。進学合宿(1月)は1泊から2泊とし、講習時間を増やしたほか外部講師を招へい。従来の朝学習は朝テストに変更、国語・数学・英語で週3~4回は実施した。6点以下(10点満点)の生徒には再テストや課題提出を課した。

 年間の成績優秀者は学年集会で表彰し、図書カードを贈ることで生徒のモチベーションを高めた。

 語彙(ごい)・読解力検定を2・3年次で全員受験させ、ベネッセの優秀団体賞(100人以上受験かつ合格率70%以上)にも選ばれた。「学校は学びの場」との意識付けを行うため、携帯電話の預かり指導も行っている。

 小樽商大に進学する小峯ひとみさん(17)は「朝テストでは、毎朝の積み重ねにより、漢字が身に付いた」と振り返る。室蘭工大に合格した佐藤燿平さん(17)は「冬の合宿で集中的に勉強に取り組むことができた。(推薦試験の)口頭試問に向けて過去の問題を先生からもらったり、放課後は進路指導室で(受験する同級生と)一緒に勉強し、分からないところを教え合ったりした」と笑顔を見せる。

 20日時点で3年生159人のうち136人の進路が決定。高等看護学校には9人が合格している。民間企業の就職は9割が決まり、公務員にも8人が合格した。同校では「一般受験も含めると、国公立も高看の合格者も2桁になるのでは」と期待している。(澤村真理子)

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