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金時豆のみそだれを開発へ 更別農業高校

みそだれの商品化に向けて試食する生徒と菊池教諭

 【更別】更別農業高校(細川徹校長)の生徒が、村内産の金時豆を使ったみそだれ調味料の開発を進めている。熟成期間を短縮するため、こうじの代わりに酵素を使い、豆の甘さを引き出す。今年度中に商品化し、レシピ集も作る予定。日本一の生産量を誇る更別の金時豆を、広くPRしたい考えだ。

 担当するのは加工分会Aに所属する生徒4人。スモモの搾りかすを使用して昨年度に開発したビネガーソース「更別これ一本」に続く商品。4月に3種類の酵素を混ぜ合わせたみそを試食、甘みがあって軟らかいみそになる「グルコアミラーゼ」を使用することにした。

 みそだれには砂糖、みりん、だしも混合。5日に校内の加工室で塩分濃度の違う試作品を試食し、たれを使った料理を考えた。商品パッケージなど宣伝を担当するリプロール(札幌)の山口祐輔代表取締役も訪れて、アドバイスした。今後、パッケージのデザインやキャッチコピーも考える。

 班長の安田梨子さん(2年)は「商品化して更別の住民だけではなく、たくさんの人に食べてもらいたい」と話す。担当の菊池直樹教諭は「金時豆は煮豆など調理法が限られ、村が生産量日本一ということを知らない人も多い。商品をいろんな料理に使ってもらい、消費拡大につながれば」と期待している。(高津祐也)

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