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メムアースホテルがオープン 大樹

オープンしたメムアースホテルの宿泊棟。世界的な建築家隈研吾氏が監修した実験住宅を利用している

 【大樹】世界的な建築家隈研吾氏が監修した実験住宅などに宿泊できる「メムアースホテル」(町芽武)が1日、オープンした。宿泊は1日・1組限定。初日は東京から訪れた3人が宿泊し、前衛的な建築群と雄大な十勝の自然を満喫していた。

 ホテルはLIXIL(リクシル)住生活財団(東京)が所有する住環境実証研究施設群「メムメドウズ」内にある。国内外の大学が参加する「LIXIL国際大学建築コンペ」の最優秀作品が2011年から毎年建設され、競走馬の牧場跡地約18万5000平方メートルに点在している。

 2016年にグランピング(豪華キャンプ)スタイルで3カ月間営業し、本格的なホテル開業に向け、映画「おくりびと」などで知られる放送作家・脚本家の小山薫堂氏が監修した。

 隈氏が設計し、アイヌの伝統民家「チセ」をモチーフとした寒冷地向け実験住宅「メーム」が宿泊棟となる。建築家伊東豊雄氏監修の倉庫を改修した施設「スタジオメム」が、ラウンジやレストランとして使用される。

 東京から友人2人と訪れた会社員の及川大介さん(38)は「十勝は初めて。広大な景色で驚いた。建築とアートが好きなので隈氏の建築物に宿泊できることは幸せ」と笑顔。乗馬を楽しみ、夕食でヒグマのジビエや十勝産野菜の料理を味わった。

 プロデューサーの佐藤剛史さん(31)は「スタッフが付き添い、自然と共存するライフスタイルを提案したい」と話している。宿泊は1泊2食付きで通常1人5万円(税別)。来年1月末(一部期間除く)までは半額で宿泊できる。ホテルのホームページから予約可能。問い合わせは同ホテル(01558・7・7777)へ。(松村智裕)

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