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十勝ワイン 「GI北海道」認定銘柄に

ラベルの上に統一ロゴマークが貼られた「清舞2016」

 【池田】北海道大学や道立総合研究機構などでつくる「地理的表示『北海道』使用管理委員会」(品田裕二委員長、事務局小樽市)は29日、国税庁による酒類の地理的表示(GI)に基づき、ラベルに『北海道』と表示できるGIワインの第1号として十勝ワインの赤ワイン「清舞2016」など道内10社98銘柄を認定した。30日から統一ロゴマーク「GI Hokkaido」を入れて販売している。

 『北海道』はGIに基づくワイン産地として『山梨県』に続いて6月に指定された。原料が道産ブドウ100%、道内で醸造、貯蔵、容器詰めされているなどの条件を満たし、申請があったワインについて同使用管理委が理化学分析や官能検査を実施した。

 GIワインに認定されたのは赤ワイン47銘柄、白ワイン44銘柄、ロゼワイン7銘柄。このうち十勝ワイン分は、赤13銘柄、白8銘柄、ロゼ4銘柄。GIワインは、ラベルや箱に『北海道』と表示できるほか、ワイングラスと北海道の形を組み合わせた統一ロゴマークが使える。来月末には第2号認定が発表予定。

 十勝ワインの町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長は「『北海道』がワイン産地として保護、認知されることで十勝のブランド価値の向上にもつながる」と話している。
 30日午前、同研究所では、ワイン城1階の売店で売られているGIワインに直径約2センチの統一ロゴマークのシールを貼り付け、販売を始めた。統一ロゴマークは今後、ラベルに直接印刷する予定。(内形勝也)

<酒類(ぶどう酒)のGI制度>
 国税庁長官が指定。産地名『北海道』の適切な使用、産地名『北海道』が有するブランド価値の保護を目的に地理的表示『北海道』使用管理委員会が審査、認定する。GIワインは「上質ワインの証し」となる。


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