魚道観察施設でサケの遡上ピーク 幕別
【幕別】千代田新水路の魚道観察室「ととろーど」(町相川127)で、秋サケの遡上(そじょう)がピークを迎えている。階段状の魚道で、流れに負けず勢いよく上流を目指す姿に、来館者は思わず「頑張れ!」と声を上げている。
今季は8月8日にサケが初遡上。台風などによる増水のため、8月は16~27日、9月は5~12日に休館したが、14日までに約3000匹を確認している。1日平均で200~300匹、多い日には500匹ほどが遡上する。
管理人の小島輝三さん(69)は「休館日が多く判断しづらいが数は少なくない。大きさは平年並み、65~70センチが多い」と話す。
週末は家族連れなどが足を運び、平日は授業の一環で見学する小学生の姿も。町内から訪れた於久田実さん(49)は「年に2回は来る。釣り好きなのでずっと見ていられる」と話していた。
開館は午前9時半~午後5時。問い合わせは管理する十勝エコロジーパーク財団(0155・32・6780)へ。(松村智裕)