【ライフライン】充電を無料開放 NTT東日本とドコモショップ帯広競馬場店
NTT東日本・北海道東支店ビル(帯広市東3南12)内では現在、電源とトイレを無料で開放している。同社の森田幹也取締役支店長は「午後5時までを予定しているが、状況を見て延長も考えたいし、停電が続くようなら明日以降も継続したい」としている。
同支店では自家発電設備があり、東日本大震災以来、優先的に発電に関わる軽油を配送してもらう契約を全社的に結んでいる。コンセントは160口以上を用意しており、午前9時半から開放し、すでに正午時点で約200人が利用したという。また、同ビルの駐車スペースは少ないことから、午後からは近隣の事業所の協力で駐車スペースも拡充することができた。基本電源だけだが、NTTドコモの協力で充電コードも少量だが配備した。
携帯電話の充電のため、訪れた近くに住む女性(55)は「切れる寸前だった。コンビニやスーパーに行っても充電器は売り切れ。大変ありがたい」と話していた。
森田支店長は「地域の人が困っているのを知り、独自に判断し開放を決めた」と話している。
ドコモショップ帯広競馬場店(西10南10、光川友士店長)で携帯の無料充電サービスを6日正午から午後3時まで実施した。
各社スマートフォン、携帯電話の充電に対応している。同店では2年前の台風災害後に購入した家庭用の自家発電機を活用。光川店長は「現場として市民にできることをしたい」と話している。
同店には開始30分ほどで、30人近くが訪れた。市内の女性(35)は「充電器が買いたくてホームセンターに行ったが売り切れていた。残り電力が13%だったので助かります」と話していた。