ほぼ全世帯で停電、交通や生活に乱れ
6日午前3時8分ごろ、胆振地方中東部を震源とする地震があり、胆振管内安平町で震度6強の揺れを観測した。十勝では、帯広や音更などで震度4を観測。地震の影響で、十勝を含む道内のほぼ全世帯で停電が発生したとみられる。帯広市内中心部の信号が消えるなど、交通や市民生活に影響が出ている。帯広市教委は市内全小中学校の臨時休校を決めた。
北電によると、道内全ての火力発電所が停止し、全道約295万戸で停電した。道内の世帯数は約277万戸。北電帯広支店は「情報収集している段階で、復旧時期の見通しは全くたっていない」としている。十勝総合振興局などによると、地震により帯広市内の80代女性が右肩を脱臼する軽いけが。
交通機関も混乱している。道東道の十勝清水IC-千歳恵庭JCT間は上下線で通行止めとなっている。JRの運行は未定。池田町では一部地域で断水し、町が飲料水を配布している。学校関係では、士幌町内の小中高校や幕別高校なども休校を決めている。
また、帯広厚生病院など管内の病院の多くは停電によるシステムへの影響で、6日の外来診療を行わないことを決めた。
気象庁によると、震源の深さは約40キロで、地震の規模(マグニチュード)は6・7と推定される。
十勝管内の震度は次の通り。
▽震度4=帯広、音更、鹿追、新得、清水、芽室、大樹、幕別町忠類、幕別、池田、浦幌
▽震度3=士幌、上士幌、中札内、更別、広尾、豊頃、本別、足寄
▽震度2=陸別
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