きょう盆の入り 先祖の供養に墓参り
盆の入りの13日、十勝管内の霊園では先祖を供養しようと、多くの家族連れらが墓参りする姿が見られた。時折晴れ間がのぞく穏やかな天気の下、線香を手向けて墓前に立ち、静かに手を合わせていた。
帯広市内のつつじが丘霊園では、早朝から市民らが続々と墓参に訪れた。市内の松田安巨さん(74)はきょうだいとその子どもたちの4家族9人で訪れ、墓を布で拭き清めたり植木の剪定(せんてい)を行い、故人が好んだ飲み物や菓子を供えた。松田さんは「毎年この日に墓参している。先祖には家族みんな元気でやっていることを伝えたい」と話していた。
同霊園管理事務所によると、10日ごろから墓の手入れなどで訪れる人が増えてきたという。14日までは最も墓参者が多くなり、園内は車で混雑すると見込んでいる。(折原徹也)