３横綱参加予定、芽室出身矢後も 大相帯広場所まで２週間
チケットを手にする樋渡委員長
大相撲巡業の十勝帯広場所（１８日・帯広市総合体育館）まで２週間となった。先場所を休場した３横綱の動向が気になるが、主催の実行委員会によると、いずれも巡業には参加する。約３０００席のうち８割以上が販売済みで、準備は着々と進んでいる。
大相撲巡業の帯広開催は２１年ぶりで、十勝開催としては６年ぶり。力士や関係者ら約２５０人が参加する予定。巡業は午前８時に開場し、公開稽古やちびっ子わんぱく相撲、相撲甚句、横綱土俵入り、幕内取組などを行う。終了予定は午後３時。
実行委によると、鶴竜、白鵬、稀勢の里の３横綱はそろって帯広場所に参加する予定。名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海や、芽室町出身で十両８枚目の矢後のほか、八角理事長（元横綱北勝海、広尾町出身）と芝田山理事（元横綱大乃国、芽室町出身）も帯広入りする。
実行委の樋渡喜久雄委員長（十勝芝田山会会長）は「３横綱のほか、地元の英雄２人（八角理事長、芝田山理事）や新星（矢後）が参加し、盛り上がるだろう。子どもたちにも見てもらい、相撲に興味を持つ人が増え、将来の横綱誕生につながればうれしい」と話す。
また、多くの人に迫力ある取組を見てもらおうと、実行委は約１１０席の福祉席を用意し、介護が必要な高齢者や保育園児などを無料で招く。チケットなどの問い合わせは実行委事務局（０１５５・２３・１１１２）へ。（池谷智仁）
