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「ムスリム」対応店巡るスタンプラリー 帯商企画

スタンプラリーの台紙を手にPRする帯商国際ビジネス推進室のシティ・アズミラさん

 帯広商工会議所(高橋勝坦会頭)は14日、「ムスリムフレンドリー(イスラム教徒にとって友好的な)」のメニューを提供する管内14飲食店を巡るスタンプラリーを期間限定で始めた。初めての試みで、5店舗回るごとにハラル(イスラム教上許された)大福を商品化した「とかち製菓」(中札内)の菓子をプレゼントする。

 帯商では、今後増加が期待されるムスリムインバウンド(訪日外国人旅行者)の誘客につなげたい考えで、小規模事業者に対し、需要開拓を図る狙いもある。昨年は管内の飲食店などに対応メニューを開発してもらい、マップを作製。国内外のイベントなどで配布してきた。

 今回は参加店で食事をしたり、商品を買ったりすると、スタンプがもらえる。ハラル情報を発信するスマホアプリと連携し、台紙に掲載されたQRコードをスマホで読み取ると、提供店の情報も見られる。

 インバウンドでも参加しやすいよう、スタンプ5個で(5店回って)プレゼントをもらえるようにしており、最高で3回交換できる。交換場所は、参加店でとかち製菓が運営する「シロマルカフェ」(同)と「とかち製菓アウトレット清流店」(帯広)。9月末までの開催だが、プレゼントされる和菓子は500個限定でなくなり次第終了する。

 台紙は3000部作製し、参加店や帯商などで手に入る。国の伴走型小規模事業者支援推進事業の補助を受けている。武田光史国際ビジネス推進室長は「海外からのムスリムツアー客へのPRはもちろん、帯畜大留学生やJICA(国際協力機構)研修員など中長期滞在者需要の取り込みを進めたい」と話している。問い合わせは同室(0155・25・7121)へ。(佐藤いづみ)

 交換所の2店以外の参加店は次の通り。

 レストラン・エ・カフェ・オランジュ、鮨あい倖、元気部屋、かに大将、ピザ・カチバル、十勝ベーグルカフェプールトゥ、JICA北海道・帯広レストラン「おびくっく」、ミリオンサンテ、お茶のふじ(以上帯広)、松久園、パンカフェしんしん(以上芽室)、十勝野フロマージュ(中札内)

関連写真

  • 折りたたみ式のスタンプラリーの台紙をPRする帯商国際ビジネス推進室のシティ・アズミラさん

    折りたたみ式のスタンプラリーの台紙をPRする帯商国際ビジネス推進室のシティ・アズミラさん

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