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30日に観光農園「いろどりファーム」オープン 芽室上美生

30日にオープンする「いろどりファーム」。左から妻の彩夏さん、飛田さん、スタッフの今井章代さん

 【芽室】昨年11月に町内に新規就農した飛田暁さん(32)が30日、上美生8線55ノ23に観光農園「いろどりファーム」を開く。日高山脈が望める上美生の雄大な景色の中、ハスカップやカシス、ブルーベリーなどの果樹狩りが楽しめる。

 飛田さんは帯広市出身。帯広柏葉高、立教大卒。東京でのサラリーマン生活を経て2014年にUターンし、父親が経営する会社に入社した。「高校まで十勝に住んでいたけど、その頃は農業や自然の価値に気付いていなかった」と振り返る。

 16年に高校時代の同級生の彩夏さん(32)=芽室小教諭=と結婚。田舎暮らしに憧れ、郊外で新居を探していたところ、町上美生の3ヘクタールの農園でオーガニックハーブや果樹を育てていた矢村まゆみさんと出会った。矢村さんは管外への転居のため住宅と農地の譲渡を希望しており、もともと農業に関心があった飛田さんは転身を決意した。

 昨年のゴールデンウイークから矢村さんが転居する秋まで毎日農園に通ってハーブや果樹の栽培について教わった。「植物の管理は全て手作業なので大変だけど楽しい」と充実した日々を送る。栽培したハーブを使ったハーブティーは町内の愛菜屋で販売している。

 観光農園は上美生の自然を多くの人に楽しんでもらいたいと企画。夏の朝の時間を有効に使ってらおうと午前7時から営業する(午後4時まで)。「十勝に住んでいる人でも日高山脈のこの美しい景色はなかなか見たことがないのでは」と胸を張る。

 入園料は小学生以上1000円(時間無制限、食べ放題、持ち帰りパック付き)。詳細は同ファームのフェイスブックで。
(澤村真理子)

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