牛肉配布に大行列、八千代牧場まつり
自然の中で地場の農畜産物を味わうイベント「第38回八千代牧場まつり」(実行委員会主催)が17日午前10時から、帯広市八千代公共育成牧場で開かれた。恒例の網焼き牛肉の無料配布に今年も大行列ができたほか、野菜や乳製品の出店、ライブなど多彩な催しを多くの人が楽しんだ。
会場には地元の生産者グループなど16の出店が並び、アスパラや乳製品、地場の食材を使った料理などを販売。ばんば馬車体験などもあった。十勝産小麦を使ったピザ作り教室は、先着200人の受け付けが1時間ほどで終了。帯広を拠点に活躍するダンスユニット「C@T LIPS」の3人がオリジナル曲などを披露し、まつりを盛り上げた。
中でも人気を集めたのが道産牛肉の無料配布。午前10時半の開始の1時間ほど前から行列ができ、スタート30分ほどで約500人が並んだ。日高管内浦河町から2家族で訪れた会社員の山口恵さん(31)は、長女の可恋さん(6)と牛肉を頬張りながら、「4年前から毎年来ている。肉も軟らかく、自然の中で食べるとさらにおいしい」と笑顔を見せた。
実行委の市によると、昨年の来場者は約1万2000人で、今年も同程度を見込んでいるという。(佐藤いづみ)