2年ぶり単独チームで支部予選出場へ 本別高野球部
【本別】本別高校野球部(佐藤良樹主将、部員7人)は、23日開幕の夏の高校野球十勝支部予選に、2年ぶりに単独チームで出場する。今年は1年生6人が入部。あと少しでチームが組め、自分たちの力を試したいと“助っ人選手”を迎えることにした。現在までに4人が加わり、「まず1勝」が目標だ。
同高野球部は2016年の夏を最後に、他校との連合チームで出場。昨夏の十勝支部予選は更別農・本別・新得、今春は更別農・本別・新得・大樹・上士幌連合として戦った。
同高入学者が減少していく中、16年度に13人いた部員が、昨年度は3年生2人、2年生1人の計3人に。今年度も不安はあったが、小・中学校での野球経験者が一挙6人も入部。顧問の久松大樹教諭は「こんなに入ってくれるとは驚きだったし、正直うれしかった」と話す。
単独出場を考え始めたのは今年の春季大会を終えてから。夏に向けて学校行事が増え、連合チームの練習への参加に支障が出てくる。何より「本高メンバーだけで力を試したい」。3年の佐藤主将と新入部員計7人の思いが一致した。
部員たちがバレーやバスケットボール部の生徒に声を掛けると、野球経験者3人を含む4人の助っ人が集まった。これまで別メニューで体をつくってきたが、近く合同練習を開始する予定だ。
入学時の部員は13人、昨年は3人と激動の中でプレーを続ける佐藤主将は「1勝を目指し、夢は大きく北大会代表。開幕まであと少しだが、守備の連係を優先して取り組みたい。町の期待にも応えられれば」と意欲を燃やす。(木村仁根)