北広島の中学生が馬耕体験 大平原交流センター
帯広市川西町のとかち大平原交流センターで16日、開拓期の農作業の一つ「馬耕」体験が行われた。修学旅行で訪れた札幌日本大学中学校(北広島市、浅利剛之校長、生徒262人)の2年生82人が、くわや馬を使った畑起こしに取り組み、昔の苦労を体感した。
同センターでは5月から、指定管理者のいただきますカンパニー(帯広、井田芙美子代表)が体験内容を充実。旧川原邸に昔の農作業体験コーナーを置くなどしている。馬耕もこの一環で初めて実施した。
馬は幕別町忠類の「ノースポールステイブル」(蛭川徹代表)の協力で「桃姫」(11歳)と「チョウスケ」(13歳)を準備した。生徒は手作業で畑起こしをした後、馬に農機具プラウを引かせる馬耕を体験。敷地内の農機具歴史館で農機の進化や、ICT(情報通信技術)を使った農業についても学んだ。
矢島空さん(13)は「農機具がくわから、馬、機械になる過程を学べて貴重な体験になった」とし、伊藤泉純(いずむ)さん(13)は「馬耕は手作業の10倍は早く作業ができた。今は機械でもっと進歩していると思うので昔の人は大変だったと思う」と話していた。(伊藤亮太)
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