「晩ご飯お助けサービス」開始 ダスキンオビヒロ
子育てしながら働く女性が増える中、ダスキン(大阪)の代理店「ダスキンオビヒロ」(帯広、小川和幸社長)は、今年度から新たに「晩ごはんお助けサービス」事業を始めた。プロの料理研究家が作成した献立に基づき、味付けなど最終調理は自身で行えるよう、買い物や調理の下ごしらえまでを支援するユニークなサービスだ。
同社ではダスキンが展開する家事・掃除代行サービス「メリーメイド」の1つ「調理」「買い物」などを組み合わせて、独自にシステム化。働く母親で同社の清掃サービスを長く利用してきた会社経営の的場衣織さん(帯広)が2年前に提案した内容を具現化した。
日本食育インストラクターの箕浦奈穂子さん(芽室)が提案するメインとサイド料理(1日2種)、1週間(4日)分の献立に基づき、担当者がまとめて食材を買って下調理し、保存容器などに仕分けする。
料金目安は3人家族の場合、1週間(1回)の献立作成料1000円、下準備作業5000円、食材代約3500円、1カ月間フル利用して約4万円。現在、キャンペーン価格で1週間5000円で利用できる。
子育て層が多い25~44歳女性の就業率は年々上昇し、昨年度は72・1%に上った。同社の掃除サービス需要も4、5年で増加しており、2010年度(201件)に比べ17年度は461件と2倍以上に増加。同社の寺岡由隆取締役運営部長は「夕食は20分あれば完成する。忙しい中でも栄養を考えた手作り料理をというニーズに対応したい」とする。メリーメイド全体の1割を新サービスにしたい考え。申し込みや問い合わせは同社鉄南支店(0155・62・8800)へ。(佐藤いづみ)