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友の会が発足 活動幅広く ひがし大雪自然館

友の会への参加を呼び掛ける乙幡さん

 【上士幌】東大雪国立公園内の自然や歴史に関心のある有志でつくる「ひがし大雪自然館友の会」が発足した。自然観察会やフィールドワーク、同館でのイベント企画など活動内容は幅広く、一般向けの無料ツアーでは、立ち入れない場所なども探索できる。事務局の乙幡康之さん(ひがし大雪自然館学芸員)は「純粋に自然が大好きな人は誰でも気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。

 友の会はもともと旧ひがし大雪博物館にも前身組織があった。ただ、同館が老朽化で2012年に閉館したことから解散。「ひがし大雪自然館友の会」は翌年オープンしたひがし大雪自然館の新組織として昨年から設立準備を進め、3月の総会で正式に発足した。会長にはNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの河田充代表が選任された。

 活動では、雄大な自然を肌で感じることができるのが魅力だ。通常は展望台までしか行けないタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)を見学したり、町十勝三股を原産とする十勝石(黒曜石)も採取する。野鳥の数を数えたり、特定の植物を探したりする調査活動や、会員同士の交流会も行う予定だ。

 また、友の会に参加すれば、ひがし大雪自然館が発行する刊行物が届くほか、同館で販売している書籍などを1割引きで購入できる特典もある。既に約15人が入会しており、乙幡さんは「メンバーが増えれば調査や展示もより充実したものにできる。会費以上の内容があることをPRしたい」と話している。

 年会費は正会員1000円、家族会員1500円。問い合わせや申し込みは同会事務局(01564・4・2323)へ。(安倍諒)

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