松本零士さんの作品展開幕 初日からファンでにぎわう
「銀河鉄道999」などで知られるSF漫画界のレジェンド松本零士さん(80)の作品展が5日、藤丸7階催し会場で始まった。春休み中の子どもや往年のファンらで初日からにぎわっている。10日まで。
松本さんの生誕80年を祝い、軌跡をたどる全国巡回展。帯広は9カ所目。2002年には松本さんがデザインしたラッピング列車が、ふるさと銀河線・池田-北見間を往復。13年には陸別町で、松本さんがメーテル号を運転するなどのイベントが行われた。
会場には「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」などの直筆水彩画や限定版画、生涯現役をうたう松本さんの近作、テレビ放送で実際に使用したセル画など3号大から30号大までの70点以上が並ぶ。道内では初めての展示となる傘寿記念の版画作品もある。
ポストカード(129円)やTシャツ(3024円~)、絵柄が描かれた缶パン(1080円)などグッズも販売されている。
市内から訪れた大居多恵子さん(48)は「子どもの頃から松本先生の漫画を読んでいた。宇宙の繊細な絵が多くてきれい。主人より早く見たので自慢したい」と話した。
8日午後3時からは松本さんが会場入りし、トークショーと限定25人のサイン会&撮影会を行う。原画・版画の購入者に先着順で整理券を配布している。(藤島諒司)