「宇宙のまち」PR手提げ袋 大樹・協力隊の真柳さんデザイン
【大樹】町地域おこし協力隊員でデザイナーの真柳慧さん(31)が、町をPRする手提げ袋を作製した。「宇宙のまち」をイメージしたデザインで、町のPRを図る。
A3サイズが入る紙袋とA4サイズが入るポリ袋の2種類で、各300枚、計600枚を作製。町の書類配布や特別職、職員の出張時などに用いる。
紙袋は銀色の北海道地図の上に星形で大樹町の位置を示し、ロケットと日高山脈を描いた。側面には星空に北斗七星、カシオペア座があしらわれている。
ポリ袋は濃い青地に白抜きでロケットや町の花コスモスが円環状に並ぶ。
デザインのモチーフなどは職員にアンケートをとって決め、製作費用は協力隊の予算から賄った。現在は試作段階で、真柳さんは「量産すれば低予算で作れるよう配色などを配慮したので、実際に使ってもらって改良し、今後も採用されれば」と話す。
東京出身、東京でデザイナーをしていた真柳さんは父方の実家(札幌)がある北海道に憧れ、昨年から協力隊員となった。「十勝は思い描いていた北海道像に近い。副業で地域の仕事をしながら(協力隊の期間終了後も)大樹で暮らし続けられるよう頑張りたい」としている。(眞尾敦)