諦めなければ夢はつかめる 平昌五輪報告会
平昌冬季五輪の観戦に派遣された管内中学生の報告会が29日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。ゲストとして同五輪スピードスケート女子500メートルに出場した神谷衣理那選手=高堂建設=も登壇し、生徒にエールを送った。
十勝の経済団体などでつくる「北海道・札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致を応援する会」の主催。
同会の事業で派遣された谷垣優斗さん(幕別札内東中3年)、堀川桃花さん(大樹中2年)、福田響さん(芽室中3年)、古川幸希さん(新得中3年)と、中札内村の事業で派遣された濱本僚我さん(中札内中1年)が登壇した。
このうち谷垣さんは「海外の選手は(氷を)力強く押していた。学んだ技術を今後に生かし、五輪に出場したい」とし、古川さんは「今回の派遣で、(競技だけでなく)周りの人のことを考えられる人になりたいと感じた」と話した。
神谷選手は「五輪は夢の夢の舞台だった。(出場までの)道のりは、つらいことの方がたくさんあると思うが、諦めなければ誰でも夢をつかむことができる」と語った。
応援する会の派遣事業は、将来のスピードスケート選手育成の一環で企画された。(牧内奏)