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ドローン使い自動運転 大樹で運搬用車両試験

自動運転の試験を行う車両。操縦部分にセンサーなどを取り付けた。中央が富田社長

 【大樹】町内でドローン(小型無人飛行機)を活用したシカ駆除システムを開発するキャリオ技研(名古屋市、富田茂社長)の関連会社レシピシステム(岐阜県大垣市、同社長)は、町晩成の山林で運搬車の自動運転試験を行っている。ドローンと一緒に運用し、上空からの画像などを基に、搭載した人工知能(AI)センサーで走行し、物資の運搬や災害時の救助などに役立てる。

 キャリオ技研の森林・観測場(町晩成)を拠点に、1月中旬から試験を始めた。農業機械メーカーの車両に、自社開発のセンサーや通信機器を取り付けた。車両の積載量は350キロ、最高時速は3・7キロ。

 車両に積んだドローンを飛ばし、上空からの画像を車両側のセンサーで受信して処理し、車両のカメラも使いながら林道などを進む。ドローンからのレーザーで車両を誘導するシステムも試験する。

 無線で車両を動かす試験を1カ月程度実施。4月以降にドローンを使った試験を本格化させる。人間が入りづらい山林や災害の被災地などでの運用などを想定。システムを開発、確立後、車両や機械メーカーとの連携を目指す。

 富田社長は「山林は道路の自動運転よりも難しいが、速度が遅いので技術的には十分可能」と話している。(眞尾敦)

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