氷塊観光向け直売と休憩の「ジュエリーハウス」大津に開設
【豊頃】町大津海岸に打ち上がった氷塊「ジュエリーアイス」の観光客らの休憩所・直売所「ジュエリーハウス」が、13日午前6時にオープンした。観光客を受け入れるため町が今季初めて設置。大津漁協などの協力で特産品の販売もある。2月末まで。
ジュエリーアイスが見られる海岸に渡る「汐見橋」から140メートル離れた駐車場に、約50平方メートルのプレハブと仮設トイレ4基を配置。屋内はストーブで暖かく、氷塊発生の仕組みを解説するパネルなどを掲示。テーブル4脚、折り畳み椅子40席を用意した。
直売は、大津漁協青年部、エレゾ社など4事業者が、灯台ツブや干し魚などの海産物、雑貨などの他、ホットコーヒー、甘酒、味付きエゾバイツブ、三平汁、エゾシカハムのパニーニなど約20品目を並べた。
屋外の電光掲示温度計は午前7時に氷点下17度だったが、屋内は5度。帯広市の中村香織さん(42)は長男と夫の家族3人で訪れ「初めて来たがかなり寒かった。体が温まっていい。ありがたいです」と話していた。
2月末までは毎日、休憩所が午前6時~午後3時、直売所が午前6時半から商品がなくなるまで。直売所は天候次第で閉店する。
大津地区では「きいちゃん食堂」と、帯広市の民間会社が経営する「サムライスクウェア」も同日から早朝営業を始めた。
(関坂典生)
◆ジュエリーアイスについて
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