MTB山本幸平選手と子どもたちがサイクリング 幕別
【幕別】町出身で自転車マウンテンバイク(MTB)の山本幸平選手(32)と子どもたちの交流イベント「サイクリング in 幕別」が9日、町内で行われ、地元の小学生たちが3大会連続で五輪に出場している山本選手と一緒に自然の中を駆け抜けた。
「体育の日」に合わせて町教委が初企画し、小学4~6年生約30人が参加。保護者や「十勝バイシクルプロジェクト」(小川宣幸代表)のメンバーらも並走し、町千住のスマイルパークから約16キロ先の明野ケ丘公園を目指した。
霧雨の中でスタートし、坂道が続く地点では山本選手が「大丈夫か。頑張れ」と子どもたちを激励。町豊岡と西猿別近隣センターの休憩地点でドーナツやスポーツドリンクなどで栄養補給し、2時間ほどかけて全員が到着した。最後は同公園内にある山本選手監修のMTBコースを走った。
子どもたちは一緒に自転車を楽しみ、山本選手とすっかり打ち解けた様子。細川晃太郎君(札内南小4年)は「疲れたけれど楽しかった」、鈴木倖奈さん(同5年)は「山本選手は優しくて話しやすかった」と笑顔だった。
山本選手は「もっとバテるかと思ったら、みんな元気に楽しんでくれた。今回の体験で自転車により興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。(松村智裕)