音更高田常夫さんがエージシュート100回 仲間と記念コンペ
【音更・幕別】シニアゴルファーとしてプレーを楽しむ高田常夫さん(80)=音更町新通6=の「エージシュート100回記念ゴルフ大会」が2日、幕別町内の帯広国際カントリークラブで開かれた。気心の知れたゴルフ仲間らと一緒にラウンドした高田さんは「仲間がいたからこその記録。これからは健康第一で、楽しみながらプレーしたい」と話した。関係者によると、エージシュートの100回達成は、十勝のゴルフ界では珍しい。
高田さんがゴルフに出会ったのは49歳のとき。当時務めていた音更農業共済組合の職員研修で、町内のゴルフセンターで打ちっぱなしに参加したのがきっかけだった。
高校時代は野球に打ち込んだ高田さんは「止まっているボールを打つのはわけない」と高をくくっていたが、さっぱり当たらない。これで高田さんのゴルフ熱に火がついた。
1997年に退職後、本格的にプレーに熱中。生来の運動神経の良さから、めきめき実力を伸ばし、70歳の2007年7月8日、札内川ゴルフ場で初のエージシュート(スコア70)を達成した。
以来、管内各地のゴルフ場でエージシュートを繰り返し、くしくもちょうど10年後の今年7月8日、帯広国際カントリークラブで100回(スコア77)を達成した。その後もプレーするたびにエージシュートを連発。今月1日の上士幌カントリークラブで122回に記録を伸ばした。
これまで、管内ゴルフ場のシニア大会で優勝するなど、実力は折り紙付き。現在のハンディは8・2。65歳のときの3・8が最高で、以来シングルの実力をキープしている。音更中央連合町内会長の公職に就く中、年間120日はラウンドする。
2日の大会には、管内からゴルフ仲間39人が集まりプレー。高田さんは「いいときは何をやってもうまくいくが、だめなときは全てがだめになる。奧が深いスポーツだが、その分やりがいがある。上手な仲間とのプレーも刺激になった」と振り返る。
帯広国際カントリークラブの柴田和則支配人は「十勝を代表するシニアゴルファー。これからも元気でプレーしてほしい」とエールを送っている。(鈴木裕之)
ゴルフの1ラウンド(18ホール)を自分の年齢よりも少ない打数で回ること。