音更高校の生徒会と帯広署が自転車マナー啓発活動
【音更】通学で自転車を利用する高校生に向け、交通ルール順守とマナー向上を呼び掛ける啓発活動が15日、音更高校(鈴木淳校長、生徒467人)で行われた。同校生徒会(藤村菜々花会長)による自発的な取り組みで、初めての試み。
帯広署管内の高校16校が自転車の無事故・無違反を競う「サイクルセーフティラリー」期間が9月末で終了するが、継続して目標を達成するために生徒会が企画した。帯広署と音更町の協力を得て実施した。
この日は14人が生徒玄関に立ち、自転車の正しい利用に関するチラシや、夜光反射材の効果がある動物のマスコットを、生徒約400人に声を掛けながら配布した。
生徒会の高橋湖々さん(17)は「学校からも自転車の利用について指導を受けているが、生徒の方からも発信したいと考え、実行した。同世代の声掛けでさらに意識を高めてほしい」と話し、今後の活動に意欲を見せた。
同署の木下清人交通官は「自転車の利用者である高校生主体の活動が管内でも広がれば」と期待を寄せた。(石川友史)