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帯広アイヌ協会が初のマレック漁 地域の子どもら体験

帯広アイヌ協会関係者の指導でマレック漁を体験する小学生(新井拓海撮影)

 アイヌ伝統の漁法「マレック漁」が10日、帯広啓北小学校前の伏古別川で行われた。帯広アイヌ協会(笹村二朗会長)が主催し、初めて開いた。地域の子どもから大人まで約40人が見学・体験に臨み、儀式や捕獲体験を通じてアイヌ文化に触れた。

 マレック漁は、可動式のかぎ針が付いたやり「マレク」で、サケを突き刺して捕る漁法。伏古別川は1950年ごろまでサケが遡上し、近隣にはアイヌ民族が多く住んでいたという。

 この日は儀式「カムイノミ」や、帯広カムイトウウポポ保存会による舞踊奉納の後、サケ30匹が放流された。参加した子どもたちは泳ぎ回るサケをマレクで捕獲し、「イパキクニ」と呼ばれる棒で仕留めた。

 啓北小4年の三澤妃花さんは「緊張したが、捕まえられて良かった。(カムイトウウポポ保存会の)踊りがすてきだった」と話していた。(松田亜弓)

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